その他
胃腸かぜとは
感冒症状を伴う胃腸炎を皆さんは感冒性消化不良と呼んでいます。医療用語としてはウイルス性胃腸炎と名付けられます。様々な種類のウイルスが原因となり、下痢、嘔吐、発熱を来たします。
多種類で複雑なので一度整理してグループごとにまとめてみました。
軽いものから重症までありますが、基本的に特効薬はなく、食事療法が中心となります。
1)ウイルスの種類
① エンテロ系(ピコルナウイルス)
ポリオ・コクサッキーウイルス・エコー・エンテロウイルス
② カリシウイルス系
ノロウイルス・サポウイルス
③ アデノウイルス系
アストロウイルス系
④ アデノウイルス系
アデノウイルス群
⑤ レオウイルス系
ロタウイルス群
2) ウイルス性胃腸炎への対策
① 予防 ・ 手洗い・うがい・消毒(触れやすい場所)
・ ワクチン(ポリオ・ロタのみ)
② 対症療法
・水分補給(イオン水など)
・食事療法(冷たいもの、脂っこいもの、繊維の多いもの、甘すぎるもの避ける)消化の良い食事を少しずつ摂りましょう。
③ 胃腸炎以外にも合併症は多臓器に及ぶことがあります。
重症例 : 神経疾患・肺炎・脱水症