乳幼児健診について
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乳幼児健診では、発育・発達や全身の健康を見ます。
生後1ヶ月健診に始まり、4ヶ月・7ヶ月・10ヶ月・1歳1ヶ月健診を当院で行っています。
1歳半・2歳・3歳半・5歳児健診は市町で行っています。
当院の医師もそれぞれの市町の健診にも参加しています。気になるところがあったら是非ご利用ください。
また乳幼児健診は、それぞれの時期の子育てのコツもお話ししています。
授乳・離乳食・生活リズム・上の子の問題・しつけそのほか、遠慮せずに何でもお尋ねください。 -
・・・当院で受けられる健診 /
・・・集団会場での健診
1ヶ月健診 心音に異常が無いか、黄疸はどうなっているか、へその乾燥具合はどうか、原始反射は正常か、といった要素を診ます。また、母乳やミルクの摂取量を確認して、母乳であればビタミンKシロップを投与することもあります。さらに、予防接種の予備知識についての説明も致します。 4ヶ月健診<公費> 首が座っているか、肌の状態はどうかといった点を診たり、検尿を行います。また先天性の股関節脱臼などが無いか、音や目に見えるものに対する反応のほか、あやすことで笑うかどうかも確認します。状態を見て、離乳食を始めるようアドバイスすることもあります。この段階で気になることがあれば何でもご相談ください。 7ヶ月健診 お座りや寝返りができるかを確認し、離乳食の摂取状況などもお尋ねします。人見知りをしているか、おもちゃなどに対する反応など発達の状況も検診の要素です。
母体からの免疫も減ってくる時期なので、感染症に対する心構えなども指導いたします。10ヶ月健診<公費> 歯が順調に生え始めているか、ハイハイやつかまり立ちなどの運動機能はどうか、喃語を発しているか、離乳食は順調かなどが確認事項です。さらに、パラシュート反射(転びそうになった時、手を出す反応ができるかどうか)や、予防接種の状況も確認します。 1歳1ヶ月健診 単語を発することができているか、立ち方や伝い歩きなどの運動機能は発達しているか、あそびに対する関心を示すかなど発達状況を診ます。さらに、陰嚢水腫の有無や、大泉門の状態確認も行います。
子育てに対する疲れも見える時期だと思いますので、親御様からのご相談にも丁寧にお答えしていきます。1歳半~2歳健診 皮膚表面の状態、呼吸や心臓の状態、脾臓や肝臓のサイズなどを見たうえで、視力や聴力も確認します。ほかにも、歩行や手先の器用さ、物品の名称を認識できるか、自分の名前を認識できているかなど、音や言葉への反応状況も診ます。さらに、虫歯の有無や歯の本数など、お口の健康状態の確認も行います。 3歳健診 運動機能や言語、精神、社会性などの発達状況を確認し、歯や尿、聴力や視力の検査も行い、問診によって生活習慣などもお伺いします。ほかにも、小さなものを持つことができるか、積み木を積む動作ができるか、年齢や名前が言えるかなどの確認も行います。
子育て上のお悩みがあれば、何でもお気軽にお尋ねください。 -
健診時の持ち物
- 母子手帳
- 保険証
- 健診記録表(4ヶ月・10ヶ月)
- こども医療費受給者証(受給されている方)
予防接種について
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予防接種は、重篤な状態にもなりうる疾患を防ぐこと、感染症を拡大させないことを目的として開発されています。
生後2ヶ月からワクチンスタートです。たくさんのワクチンがあるので、効果的で副反応の少ない時期を配慮した予防接種のスケジュールの相談にのっています。当院での予防接種は、感染症などの診療とは時間を変えて対応しています。接種の順序などわかりにくいと感じられる場合、アドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。 -
当院の予防接種に対する考え方
ワクチンは、お子様が感染症にかかった際に発症しないことや、重症化、合併症の発症を防ぐことを目的としています。
ワクチン接種による副反応が気がかりな方もいらっしゃると思いますが、重篤な副反応が起こる頻度は非常に低く、接種しないことによるリスクのほうが大きいことから、当院では接種をおすすめしています。
お母様が接種していなかったことから胎内感染を起こして、お子様に後遺症を残すことも防ぎます。詳細は当院にお尋ねください。 -
予防接種の種類
定期接種
ワクチン名 接種の定められている対象年齢(標準的な接種年齢) ヒブ(インフルエンザ菌b型) 生後2~60ヶ月(初回生後2~7ヶ月未満) 肺炎球菌(小児) 生後2~60ヶ月(初回生後2~7ヶ月未満) B型肝炎 生後1歳まで(生後2~8ヶ月) ロタウィルス 初回 生後14週6日までが望ましい 四種混合
百日咳/破傷風
ジフテリア/ポリオ1期初回 生後3~90ヶ月(初回3ヶ月以上1歳未満)
1期追加 初回から6ヶ月以降(初回終了より12ヶ月以上18ヶ月未満)BCG(結核) 生後1歳まで(生後5ヶ月以上8ヶ月未満) 麻疹風疹 1期 生後1歳以上2歳未満
2期 小学校入学の1年間(年度内に6歳になる者)水痘(みずぼうそう) 生後12~36ヶ月(初回1歳以上1歳3ヶ月未満) 日本脳炎 1期 生後3歳で2回
1期追加 生後4歳(4歳以上5歳未満)
2期追加 9歳~13歳未満二種混合
ジフテリア/破傷風11歳~13歳未満(11歳以上12歳未満) ヒトパピローマウィルス
(子宮頸がん)小学校6年生から高校1年生の女子(初回13歳になる年度初日から末日【中学1年】)
(初回13歳になる年度初日から末日(中学1年)) -
任意接種
ワクチン名 接種の定められている対象年齢(標準的な接種年齢) おたふくかぜ(ムンプス) 初回1歳、2回目小学校入学前 インフルエンザ 6ヶ月以上3歳未満 0.25ml 2回
3歳~12歳 0.5ml 2回
13歳以上 0.5ml 1回 -
予防接種の注意事項
ワクチンの接種前と接種後それぞれ30分間は、飲食や授乳をお控えください。 ワクチン接種後30分程度は、出来るだけ当院の近くにいてください。万一、お子様に異常がある場合(ぐったりしている、呼吸がゼイゼイするなど様子がおかしい、迷走神経反射からくる失神等)は至急当院にご連絡ください。 なお、インフルエンザワクチンには、微量ながら卵白が含まれているので、鶏卵によるアナフィラキシーショックの経験がある方には適応できません。また、麻疹や風疹、水痘やおたふくかぜの予防接種にはエリスロマイシンやカナマイシンという抗生物質が配合されているので、この抗生物質に対するアレルギーがある方は接種を控えてください。さらに、4種混合ワクチンは副反応によって発熱する可能性が6人に1人という割合で起こることは事前にご理解ください。 何らかの都合で指定の時期に接種されなかった場合も、期間の延長は可能ですので、ぜひご相談ください。