発達相談について
お子様の発達状況は、親御様にとって悩みや不安の要因となることが少なくありません。「周囲の子どもよりも成長が遅い気がする」「うちの子どもは言葉を発するのが遅いのではないか?」など、気になることは多いでしょうが、気にし始めると際限なく心配になるのはどのご家庭でも見られることです。
ネットや育児本などには一般的な目安が記載されていますが、それはあくまでも目安であり、お子様の成長にはそれぞれ違いがありますから、生後何ヶ月で必ずこれができると決まっているものでもありません。お子様にはそれぞれの特性がありますから、発達の仕方も一人ひとり異なるのはごく普通なことです。
そのため、「一般的な情報」に惑わされるよりも、お悩みの際は当院にお気軽にご相談ください。
当院では、お子様の発達状況に不安を感じていらっしゃるママさん・パパさんからのご相談に対応し、今後の育て方についてアドバイスを差し上げています。
よくご相談いただく主な症状
症状や受診していただくきっかけは、お子様によってさまざまです。
ママさん・パパさんがふと覚えた“違和感”で受診していただいて結構ですので、気になることがあればお気軽に当院までご相談ください。
- 他の子と何か違う・・・
- 特定のことへの執着が強い
- 首のすわりが遅い
- 落ち着きがない
- 歩くのが遅い・歩き方がおかしい
- 話していても聞いていないように見える
- 他の子と一緒に遊べない
- 特定のことに関する話が止まらない
- 寝返りができない
- 気が散りやすい
- 他の子より転ぶことが多い
- イライラ(癇癪)しやすい
- 言葉の発達が遅い(単語しか言わない、言葉にならない)
- 話しかけていることに気付かない
- 順番を待てない
発達障害について
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「発達障害」は、先天的な脳機能障害に起因することが多く、乳幼児期から上記に示すような発達の遅れとして現れることがあります。発達障害にもいくつかの種類があり、複数が混在する例も見られます。
発達障害がある場合、出来るだけ早期に発達の特性を見極めて、個々の特性を踏まえた療育や対応をしていくことをおすすめします。場合によってお子様自身も傷つき困難を感じることがありますし、親御様のお悩みとなることもありますが、周囲の人たちの「理解」があれば、良い対応を生むことができます。
当院はそれぞれの状況に応じてサポートしていきますので、まずはご相談ください。 -
ママさん・パパさんだけで悩まずご相談を
一口に「発達障害」と言っても、いくつかの分類があります。原因としては脳の障害に起因することが考えらえますが、昨今はインターネット上にさまざまな情報があって、適切な情報を得られないまま、かえって悩みが深まってしまうこともあります。
当院は、親御様のお悩みや戸惑いにも、じっくりとお話を伺いながら、丁寧に対応しています。「どうしたらいいのかわからない」といったときもあるかと思いますが、ぜひお悩みをお聞かせください。
疾患の種類
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注意欠陥・多動衝動症(ADHD)
ADHDは「注意欠陥・多動衝動症」とも呼ばれます。具体的には集中力を欠きがちな「注意欠如」、じっとしていることを苦手とする「多動性」、思い付きで行動しがちな「衝動性」などが見られます。
この症状の現れ方もさまざまで、注意欠如が優勢な場合と、多動性と衝動性が優勢な場合、両方が混在しがちな場合に分けることができます。
学校生活などの中で見られる現象としては、忘れ物が多いことやじっとしていられないことなどです。これらは叱られやすく、自己肯定感が低下したり居場所を失いやすかったりしますので、特性を理解した接し方をすることが重要です。ADHD(注意欠陥・多動衝動症)の
よくあるお悩み- 落ち着きがない
- 自分で使ったものを片付けられない
- よくボーっとしている
- 忘れ物や物を失くすことが多い
- 我慢ができない(行動も感情的な面も)
- 思ったことをそのまま言ってしまう
- もの忘れ・うっかりミスが多い
- 落ち着きがない
- 忘れ物や物を失くすことが多い
- もの忘れ・うっかりミスが多い
- 自分で使ったものを片付けられない
- 我慢ができない(行動も感情的な面も)
- よくボーっとしている
- 思ったことそのまま言ってしまう
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自閉スペクトラム症(ASD)
自閉症スペクトラムは、ものごとへのこだわりが強かったり、周囲の人とのコミュニケーションが苦手だったりしがちな発達障害です。1歳半時に行われる乳幼児健康診査で指摘されることもあります。
ASD(自閉スペクトラム症)の
よくあるお悩み- 言葉の遅れ
- 癇癪や他害・自傷行為がある
- 音に敏感など・感覚刺激に敏感や鈍感・偏食
- 集団不適応
- こだわりが強い
- 変化を嫌う
- 周りの子たちとのコミュニケーションが苦手
- 言葉の遅れ
- 集団不適応
- 周りの子たちとのコミュニケーションが苦手
- 癇癪や他害・自傷行為がある
- こだわりが強い
- 音に敏感など・感覚刺激に敏感や鈍感・偏食
- 変化を嫌う
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学習症(LD)
知的発達自体には問題なくても、読み書きが苦手だったり、聞くことや話すことに困難を感じたり、計算や推論が苦手だったりする発達障害です。
タイプとしてはディスクレシア(読字障害)やディスグラフィア(書字障害)、ディスコーディネーション(運動障害)やディスカリキュア(算数障害)の4つに分類することができます。
症状の出方にばらつきがあることも多く、意識的な観察をしないと気付きにくい例も多い障害です。LD(学習症)のよくあるお悩み
- 読むのが遅い・時間がかかる(読み間違いが多い)
- 他のことはできるが、ある特定の学習だけが苦手
- 文字を書くことが苦手
- 不器用(運動障害)
- 計算・推論が苦手
- 読むのが遅い・時間がかかる(読み間違いが多い)
- 文字を書くことが苦手
- 計算・推論が苦手
- 他のことはできるが、ある特定の学習だけが苦手
- 不器用(運動障害)
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知的能力障害(ID)
知的能力障害は、幼少期以降の発達段階で見られる障害です。
大きくは概念領域(論理的な考え方や問題解決、読み書きや算数など)、社会的領域(社会的な状況での判断や対人関係、自己制御など)、実用的領域(金銭管理など)において、知的機能と適応機能に制約が認められることを特徴とします。ID(知的能力障害)のよくあるお悩み
- 理解したり、身につけたりするのに時間がかかる
- 幼く感じる(年相応の言動・行動がとれない)
- 覚えるのが苦手
- 集中力が続かない
- 細かい作業が苦手
- ちょっとした変化が苦手
- 理解したり、身につけたりするのに時間がかかる
- 覚えるのが苦手
- 細かい作業が苦手
- 幼く感じる(年相応の言動・行動がとれない)
- 集中力が続かない
- ちょっとした変化が苦手