発達支援
(障害児療育)

発達支援(障害児療育)
について

発達支援(障害児療育)は、発達障害が明確、または可能性があるお子様方へ、それぞれの特性や状態を踏まえて、困難な点をできるだけ解決することや、自立・社会参加を手助けすることを目的としています。

人間は障害の有無に関わらず、発達のスピードがそれぞれ異なるものですが、何らかの障害がある場合、特に個々の状況に合わせたアプローチを取ることで、隠れている能力を見出したり、できることを増やしてより生きやすくすることを目指しています。
当院では医師や療法士による診察や発達診断を行い、保護者の相談を受ける、カウンセリングの実施、園や学校との連携をとること、個別の計画にもとづいての言語聴覚療法やグループ療育などを実施しています。

早期発見・早期療育に注力

  • 早期療育とは

    「療育」という言葉は、過去には治療と教育の両面からのアプローチで成り立つ概念として扱われていましたが、最近は福祉事業の領域で児童発達支援などを通してお子様の自立を応援する支援を指すようになっています。

    発達障害はまだ原因のすべてが解明されていないこともあって、障害そのものを治療することは困難です。しかし、発達障害があることがわかっていれば、早期の療育によって発達の偏りを少なくし、それぞれのお子様に合わせた社会参加を目指し、生きる力を獲得できるように働きかけるものです。

  • 早期療育のポイント

  • 早期療育のメインステージはご家庭

    すでに何度か申し上げていますが、発達障害のお子様たちには早期療育が大変重要です。
    これから成長していくお子様にとって、生活に必要なスキルを身につけること、周りの人たちと良好な関係性を築くことは何よりも大切です。
    お子様の特性に合った方法の療育を早い時期から行うことで、それらを無理なく進めていくことができるのです。
    ここでママさん・パパさんに改めて認識しておいていただきたいのが、生活の舞台のメインとなるのはご家庭だということです。
    もちろん教育機関でも支援を行いますが、お子様はご家庭で過ごす時間が長いぶん、そこでの過ごし方が生活スキルやコミュニケーション力の習得に大きな影響を及ぼすことになります。
    とはいえ不安になる必要はありません。ご家庭でもお子様に適した接し方ができるよう、当院が丁寧にアドバイスいたします。

お子様だけでなくママさん・パパさんもサポート

苦手なことに直面して「できない」という自覚が発生するとき、困っているのはお子様自身です。それに対して周囲の理解が得られないと、さらに苦しい思いをすることになりますし、自信を無くして生きづらさが積み重なっていくことも考えられます。
発達の状況で不得意なこと、短所として受け取られることがあっても、別の点で得意なことや、長所として活かせることがあります。それを踏まえて親御様が接することが、お子様の自己肯定感を守ることにつながります。
とはいえ、親御様にとっても、「うまく長所を見いだせない」「接し方で迷ってしまう」ということもあるでしょう。そんな時は、一緒に見つめ方や接し方を考えていきますので、ぜひ当院にご相談ください。

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