ぞうさんニュース

猛暑と熱中症とコロナへの対策

1. 猛暑対策
記録的な暑さが日々続いています。炎天下の外出は禁、充分な水分摂取、室内の温度管理は冷房器具を躊躇なく使用し設定温度は26~28度にして効率良く、又体内リズムを考えて良い睡眠環境を整えてください。
2. 熱中症対策
発生要因は主に脳内血流温度が上がり、脳機能不全になることです。高齢者と子供は症状が発現しにくく予兆がはっきりしないままいきなり意識障害で発症することが多いです。常に予防的に冷却飲料水を飲んでおいて高温多湿の環境に備える事が大切です。わずかでも意識レベルの低下に気づいたらすぐに救急車を使ってでも医療機関に行ってください。家庭でできる冷却方法では涼しいところでの、頚部、脇、またの付け根の重点的なアイシングが有効です。
3. 新型コロナ対策
熱中症とコロナを診察だけで見分けることは不可能です。
発熱者で全身状態が悪ければ要医療・検査と考えて下さい。最近流行し始めているオミクロン株KP3はワクチン、抗ウイルス薬の効果は従来株よりやや低く油断できません。2度3度新型コロナ発症する人も少なくないので、65才以上の高齢者と免疫不全を伴う基礎疾患を有する人は10月から始まるワクチンを是非接種することをお勧めします。またラゲブリオ、ゾコーバなどの抗コロナ剤は早期投与が基本で、しかも併用禁忌の薬剤も多数あるので受診時にお薬手帳は必携です。

ページトップにいくゾウ!