ぞうさんニュース

いくつかの予想ではばらつきがありますが、三重県を中心に見ると飛散開始は２月下旬から３月上旬に、ヒノキ花粉は４月上旬からゴールデンウィークころまでの予想となっています。
飛散量についても非常に多い～例年並みとばらつきがあります。ただ前年の気候条件からすると、例年よりは１．５倍～１．８倍、２０２２年春と比較すると２倍以上とのことです。
当院外来では敏感な方がすでにアレルギー性鼻炎、結膜炎の症状で受診されています。
予防投薬をお勧めします。
くしゃみ、鼻水、かゆみには抗ヒスタミン剤内服、鼻づまりには抗ロイコトリエン剤内服が勧められています。抗ヒスタミン剤は眠気を催すものが多いので注意してください。
服薬ができないか、服薬だけでは効果がない方々には局所療法として点鼻薬、点眼薬があります。多くはステロイドホルモンの局所療法になりますので、副作用も少なく済みます。
今年はセルロース製剤を使った鼻腔内噴霧によって保護バリアを作る、家庭用鼻腔粘膜保護剤が発売（ナサリース）されています。７才以上の方に適応、７～８時間の持続がのぞめるようです。ミントの香りがします。
また夜間の鼻詰まりは熟眠を妨げ日中のパフォーマンスに影響がでます。ビックスヴェポラップなどの併用もよいです。臭いが嫌な方は、湯気を吸うだけでも効果があります。
湯気は鼻づまりだけでなく、咽頭炎、気管支炎、喘息、肺炎など、上気道から下気道までのトラブルに効果があります。お試しください。小さなお子さんは鼻汁を吸って出してあげて下さい。吸う道具がなければ
ティッシュで紙こよりをを作って、くしゃみをさせると一杯でます。