ぞうさんニュース

2022年10月号 新型コロナとインフルエンザの同時流行について

新型コロナとインフルエンザの同時流行について-この冬にそなえて-

COVID-19(2019年に出現した新型コロナウイルス感染症にWHOがつけた呼び名)がこの3年間世界中を駆けめぐりました。アルファ株に始まり多くの遺伝子変異を繰り返し人類に多大な損失を与え多くの命を奪い続け、今もオミクロン株(BA-5、2.5など)が日本・韓国に大流行しています。

伝染病は昔から国や地域に流行が広がると一定割合の住民が感染して病気に対する免疫が出来上がる事で沈静化してきました。しかしCOVID-19のように人体や動物に長く寄生し3年にわたって連続して遺伝子形態を変化させ続け、これほど大規模に流行した伝染病は過去に例がありません。これに近いタイプの流行はSARS、MERS、インフルエンザ、RSウイルス、腸管系ウイルスなどにも見られましたがいずれも小規模で期間も短く、COVID-19は有史以来の正に新型ウイルスの大流行(パンデミック)といえます。

今後新型インフルエンザと新型コロナの同時流行のリスクも充分に考えられ、近いところで今年6月にオーストラリアで現実に同時発生しました。幸いこの国でのCOVID-19の流行は小規模だったので、南半球の冬シーズンの終了とともに終わったようです。やがて来る日本の冬においても同様のリスクは高いと思われます。3年間の緊縮生活によってインフルエンザの流行が小規模で済んだので、現在の多くの日本人はワクチン接種や自然感染が減少して免疫が大幅に低下しています。

日本政府はこのダブル流行を恐れて、今年の10月から摂取できるようインフルエンザワクチン(南半球での流行株)とコロナワクチン(オミクロン株対応型)を充分量確保しました。又、安全性が確認された同時接種の許可もおりましたので、ぜひこの両者の接種を高齢者や子供達に積極的にすすめていただきたいと思います。

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