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2022年5月号 小児アトピー性皮膚炎診療ガイドラインが昨年12月に新しくなりました
小児アトピー性皮膚炎診療ガイドラインが昨年12月に新しくなりました(第1弾)
皮膚科専門医と小児アレルギー専門医が一緒になって検討した画期的なものです。
これまでは皮膚炎症状が現れると塗り薬で治療し、ひふ症状が良くなると塗るのをやめていました。
見た目のひふの症状変化に合わせて塗り薬を使用したり中止したりする方法をリ アクティブ療法といいます。
しかしこの方法では、ひふの中ではまだ炎症が収まっておらず次第に炎症が積り慢性化していくことが分かってきました。
そこでひふの中でのアレルギー炎症反応をゼロベースにする治療法「プロアクティブ療法」が推奨されました。
これは喘息治療の発作ゼロベースを目指す考え方と同じです。
ひふ炎症状がアトピー性皮膚炎であると診断された場合、炎症を抑える塗り薬をしっかり使います。
一見よくなってもゼロベースを目指す治療を続けます。
塗り薬
ステロイドホルモンは抗炎症作用としては優れものです。効果のレベルは5段階 になっています。
皮膚炎がひどい部分には強めのステロイドを、軽い部分には弱めの、一見 よくなってきた場合にも弱めのステロイドを使います。
塗り方のコツ
- 塗る回数は朝夜と2回は塗ってください。
1日1回ではなかなか良くならず、かえって強めの塗り薬を長く使うことになってしまいます。
塗る量は医師から指示された量 を守ってください。 - ひふがすべすべになってきた部分は、1日おきに1日2回塗りましょう。
それでもす べすべが続いたら、1週間に2回1日2回にして。
それでもすべすべが続いたら1週間 に1回1日2回に、と減らしていきます。 - 十分に効いたかどうかは血液検査ではっきりしますが、
1日おきに塗る回数を減らしたらまたひふ症状が悪化する場合は、まだひふの中で炎症が残っていると判断しても よさそうです。 - ステロイド以外にも新しい作用メカニズムの塗り薬や飲み薬、重症・最重症の場合に
☆お知らせ
- 保険証の毎月一回のご提示お願いいたします。保険証が変 更になったときはすぐに連絡してください。
- 熱のある方(あった方)は車でお待ちいただき、携帯電話でお知らせください。
休日当番
5/3(祝) 15(日) 22(日)TEL 0597-47-3341