ぞうさんニュース

2021年3月号 マイインドフルネスとは

マインドフルネスとは?

リラックスしているときには、脳波上α波が見られ、緊張しているとβ波が現れます。
禅の境地ではα波が増加した状態であると考えられています。
しかし緊張 状態でもない、α波の見られるリラックス状態でもない、
第3の心的状態といわれいるのが、マインドフルネス瞑想です。

マインドフルネス瞑想

今その瞬間への意識の集中を身に付けること、
思考・感情・身体に起きていることを観察することで、
物事に対する自身の無益な反応の在り方を理解し制御することです。
頭に浮かんできた考えや感情に捉われることなく、それはそれとして受け止めて整理する、
無理に打ち消すことや忘れようとする必要はなく、仕方がないとスルーする。瞑想状態へ戻ることを繰り返します。

基本的な取り組み方法

  1.  足が楽なように座ります。あぐらでもよい。両手の平を上に向け、おへその前で組みます。座禅のスタイルに近いですね。
  2. 中心対象に意識を集中する。中心対象は身体機能にするとわかりやすいで す。呼吸運動を対象とします。
    ゆっくりと深呼吸を繰り返し、吸気時にはおな かがふくれ、呼気時にはへこむことに意識を集中します。
    大人の女性は腹式 呼吸が苦手ですが、意識するとできるでしょう。
  3.  思い浮かんでくる雑念、思考にラベルを付ける。
    体がかゆければ「かゆみ」、 昨日の苦い思い出であれば「失敗」などと。
  4. 理由を付けられる内容であれば、「〇〇だから仕方がない」と深追いせず、 無理に忘れようとせず、あるがままを受け入れて、呼吸への集中に戻る。
    これをはじめ10分間くらいから次第に長くしていくそうです。

子どもでは、思春期の入る前位からできるかもしれません。
自己認知 と自己モニタリングを獲得する一つの方法にもなりますよね。

スポーツ(長距離ランナーなど)、吹奏を要する楽器演奏や歌う場合、 喘息発作時のなど呼吸法を意識するチャンスは、日常にもあります。一 度ご自分の体の中の動きに意識を集中してみてください。


☆休日当番

3/7(日) 21(日)

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