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2020年12月号 スギ花粉のシーズンが近づいています
スギ花粉のシーズンが近づいています!
2021 年のスギ花粉の飛散量は 2020 年よりも多くなります。
2 月初旬から、遅 くとも中旬までにほ予防投薬を開始されることをお勧めします。
◆肌トピックス
ヒトの肌の処理(きめ)は、細かいほど美しいですね。
この処理を拡大して見ると、皮 溝という溝でおおよそ三角形に区切られ、その面はふっくらと盛り上がり、これを皮 丘といいます。
この三角形が沢山ある肌ほどきめが細かいといいます。
皮溝が交わる 部位に汗腺が開いていて、私たちが意識しない発汗があると分かりました。
川崎医科 大学の青山裕美皮膚科学教授らは、これを基礎発汗といい暑い時にかく温熱発汗とは 異なるものだと報告しています。
基礎発汗が少なくなると乾燥肌となり、皮膚をきれ いな三角形に区切る皮溝が減少、皮丘の盛り上がりが高くなってざらっとした肌にな るということです。
基礎発汗を促す保湿クリームがあることも説明されています。
基礎発汗が少ないと肌表皮のバリアー機能が失われ、基礎発汗をさらに少なくし、外部からの細菌・ウイルスなどの感染を阻止できない、紫外線にも弱い、外部からのアレ ルギーの原因になる物質なども容易に皮膚内に侵入を許してしまうことになります。
◆乳児の食物アレルギーを予防するために
食物アレルギーの原因物質は、消化管から吸収されてアレルギーを起こすばかりだ けでなく、皮膚からも吸収されてアレルギーが成立することが分かっています。
通常 家庭の塵の内容調査から、ダニ抗原よりも卵抗原の方が多く見出された報告があり、 皮膚からの侵入によるアレルギー成立を阻止するための対策が考えられました。
その ため 2019 年厚労省は離乳食指導の改定に伴い、皮膚の状態が良ければ離乳初期な いし中期から卵黄を少量ずつ開始することで、卵アレルギーを予防(免疫寛容を促す) しょうとしています。
但し、既に皮膚湿疹などのバリアー機能が乱れている場合は、 これを直してから取り組むべきだとしています。
(アレルギー専門医のお話から) スギ花粉症や湿疹、離乳食などでこまりごとがあればご相談下さい。
☆地域に新型コロナを持ち込まないご協力をお願いします
発熱のある方は、車でお待ちいただき車内から携帯電話で連絡をしてください。
院内に入る際は、マスクの着用手指の消毒をお願い致します。
年末年始のお知らせ
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