ぞうさんニュース

平成元年開設のかとう小児科は令和2年で 32 年目を迎えることに成りまし た。
ここまで無事にやってこれたのも皆様の御協力・ご指導とスタッフの努力 の賜物と日々感謝に耐えません。

さて恐縮ですが私はねずみ年生まれで今年 72 才になります。
先日紀北医師 会事務局より、会報「ドクトル紀北」の新年恒例の年男の 1 年の抱負コーナー に寄稿依頼がありました。

突然 72 年間を振り返る事になり改めて人生の早さに感じ入っております。
今まで三重大学小児科学教室、国立三重病院、ガーナ大学医学研究所、尾鷲総 合病院と勤務して、平成 9年にかとう小児科に開業医として長島の地に帰って きました。
あっという間の年月で今は老眼と闘いながらの診察の毎日ですが、 時々訪れる小 2 の孫娘と遊ぶのが楽しくてなりません。

この地の医療体制も少子高齢化の影響を受けてずいぶんと様変わりしてきました。
小児科医療に関しては成育基本法も 2 年目をすぎて予防接種の種類と回 数が徐々に増えたり、一部だけですが子ども医療費の窓口負担0も始まりまし た。それでも子育ての上でまだまだ改善の余地は残っています。
保育費の無料 化、待機児童0化、障害児者施設の充実、要在宅医療児者の療育と教育支援など不備な点は枚挙にいとまはありません。子育ては成人で終了というわけでは なく次世代に連綿と続けていかなければならないものです。

子どもの福祉を第 1 に考えて、医療・保育・療育を進展させるために医師、 看護師、言語聴覚士、保育士、医療事務員一同気持ちを新たに高度化する医療 に向けて日々頑張りますので今年も御指導の程よろしくお願い申し上げます。