その他
2017年7月号 手足口病
子どもの三大夏風邪(手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱)が流行する季節になってきました。
当院も手足口病で来院するお子さんが少しづつ増えてきています。
手足口病とは?・・・・
主に夏に流行し、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症です。
患者のほとんどが小児で、5歳以下の乳幼児が 80~90%を占めています。まれに大人が感染する場合もあります。
原因ウイルスは、「エンテロウイルス」「コクサッキーウイルス」で複数 の種類があるので何度もかかる可能性もあります。
又、特殊な種類の エンテロウイルス 71 などは重症な髄膜炎を発症させるので時には頭痛、 意識障害にも注意して下さい。
- 潜伏期間・・・3~6日 ・感染経路・・・くしゃみなどによる飛沫感染
- 唾液や鼻水などが手に触れることによる接触感染
- 症 状・・・口の中や手のひら、足の裏、足の甲などに水泡性の発疹が出ます。1~3日間発熱する ことがあります。
口内炎の痛みから食事や飲み物 を摂ることが出来ず、脱水になることも - 治療方法・・・手足口病に特効薬はありません。症状に応じた治療と なります。
口内炎などで食べづらい時は、刺激が少なくのどごしのよいゼリーやプリン、豆腐、冷めたおかゆなどを与えましょう。 - 予防対策・・・治った後もしばらくは便の中にウイルスが排泄される ので日頃からしっかりとした手洗いを心がけましょう。
※保育園では2週間はプールには入らず水遊びにして下さい。