その他
2015年9月号 母子手帳活用してますか?
母子手帳活用していますか?上手に使いこなしましょう!
母子手帳を使うときって赤ちゃんがお腹にいる時や、乳児健診、予防接種の時ぐらいと思っていませんか?
母子手帳は約 70 年前、妊産婦、乳児ともに死亡率が高かった時代に母子の健康を守る目的で作られました。
このような手帳は世界的に例がなかったため、日本の母子手帳がお手本となりいろいろな国に広がりました。
その内容は 10 年ごとに改訂され充実した使いやすいものに進化してきています。
最近では 2012 年に改訂されました。
その主な内容は
- 自由記入スペースが大幅に増えた⇒
子どもの様子を記入したり、その時の親の想いを書き留めておいてもいいですね。 - 新生児の便色の見本カードを綴じ込み掲載
胆道閉鎖症を早期発見するため便色で赤ちゃんの健康状態を確認できます。(普段の赤ちゃんの便をチェックするのにも役立ちますね) - 予防接種の記録欄が拡充、スケジュール例のページが追加された
定期、任意に関係なく日本で受けられるすべてのワクチンについて接種の記録が可能になりました。予防接種の記録は公的な証明にもなります。接種時には必ず持参しましょう。
その他手帳の後半には、病気や事故の予防策、離乳食の進め方など育児のポイントが簡潔に書かれていて、子育てに役立つ情報、知識が母子手帳一冊から得ることができます。
※ 母子手帳は医療機関が変わっても、手帳を通して過去の健康状態を医師に伝える情報として役立ちます。
また子どもが成長した時には過去の健康状態の履歴になります。
大きくなるとあまり使うことがありませんが、予防接種の時やお誕生日の時などひと言想いを書いておくのもいい思い出になると思います。
子どもが思春期に入ったらぜひ見せてあげて下さい(^o^)
☆受付からのお知らせ
9月から、各福祉医療受給者証が更新されています。
来院時、新しい受給者証の提示をお願いします。