その他
2015年8月号 体力をつけよう!
体力をつけよう!
子どもの姿勢をコントロールする力を育てて運動能力を高めましょう
歩く前の乳児さんは、しっかり寝返ったり、這い登ったりおりたり、つかまり立ちをしたりと頭・背骨・腰のラインの動き(曲げる、そる、ねじる)をいっぱいして下さい。
歩き始めの幼児さんは、平らな場所で安定して歩くことを覚えましょう。
歩くことに慣れてきたら、少しずついろいろな場所をあるいてみましょう。
- でこぼこ道(川原や海岸も):無意識のうちに体の傾きを感じ、まっすぐに立て直す経験を繰り返しています。
- 草っ原:地面に足が着くまでにいろいろな草を感じ、地面がみえないことで予測しにくく慎重になります。ゆっくりとしたバランス運動を経験できます。
- 坂道・階段・斜面:重力に逆らってのぼり、重力に従って落ちそうになるのを用心しつつ、足のどの筋肉に力を入れるのか、細かい筋肉の力もアップします。
- 端っこ歩き:縁石に乗って足元を見ながら落ちないように歩くなど。始めは手をつないであげるといいですね。
- マンホールや水たまり、側溝のふたなど:またぐ、飛び越える、深さを測るなど、見える情報から無意識にバランスをとるために 計算した動きを作り出します。
いずれも、危険の無いように。楽しく歌をうたいながらでも、段のかずを数えながらでも、草の匂いや花を楽しみながらでも、周りの景色を味わいながらでも。
見る・聞く・触る・匂う・味わうという 5 感の他に、平衡感覚・関節や筋肉内のセンサー・体性感覚からの情報を統合して、運動系への指示につながることが、バランスの良い姿勢を作ります。
※お出かけする際は、もしものために保険証、お薬手帳など持参しましょう。
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