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2015年10月号 小児急性胃腸炎の話題
小児急性胃腸炎の話題
今冬は ノロウイルスの遺伝子型に変異のあるタイプが流行?!
これまでにかかったノロウイルスに対する免疫が、役に立たないそうです。
乳幼児や高齢施設での集団発生にならないように、手洗いの徹底を!!
オムツや汚染された衣類は、次亜塩素酸剤で消毒を。
また洋式トイレを流 す際に、ふたを閉めて流すと 少しでも飛散を防ぐことができます。
もし嘔吐や下痢が始まったら、最初の3~4時間の間に、経口補水療法を 開始することが勧められています。
腸管から水分を吸収するのに、1対1の 割合で、Na イオンとグルコース(糖)を要します。
感染で腸管粘膜が荒れ ても、Na と糖を使う水吸収システムは残っているとのこと。
これに一番適 しているのが OS-1 です。
スプーンやスポイドなどで、ごく少量ずつ3分間隔ほどで与えてみましょう。
まるでお口からの点滴ですね。
3~4時間経過しても変わらなければ、 受診してください。
また、緑色の嘔吐・血便・皮膚や口、舌が乾燥・目が落ち窪む・皮膚が冷 たく白っぽく色が悪い・繰り返しの腹痛・3ヶ月未満で 38°C以上、3ヶ月 ~36ヶ月の乳幼児で、39°C以上の発熱があれば、再受診が必要です。
☆インフルエンザワクチンが変わります!!
インフルエンザウイルスにはA型とB型があり、その年の流行の型を予測してワクチンが作られます。
昨年までのインフルエンザワクチンは、A型を 2 種類、B型 を1種類含んだ(3価)ものでしたが、本年よりA型を2種類、B型を2種類含んだ、 より予防効果の高いワクチン(4 価)に変更になります。
そのため、ワクチンのお値段が昨年と変更になりますので、ご了承ください。
☆季節性インフルエンザワクチン 10/14(水)予約スタート!
接種開始 : 10月26日(月曜日)~
接種時間 : 平日 2時~2時30分 5時~5時30分
土曜 1時30分~2時30分
