ぞうさんニュース

2013年12月号 発達凸凹の考え方(1)

発達凸凹の考え方(1)

発達障害には自閉症スペクトラム、ADHD、読み書き障害などを含みます。

自閉症スペクトラムってなあに?

自閉症の問題は、2大別して(1)社会性(コミュニケーションも含む)の 発達の問題、(2)想像力の問題 があります。
ヒトが2人以上で生きていると、 社会が形作られます。(学校社会、家族社会など)
お互いの思いを伝える コミュニケーションを必要とします。
その発達に、ひずみ、偏りのあるヒトた ちを自閉症スペクトラム圏の人たちと言います。

自閉症スペクトラムの「スペクトラム」は「連続体」という意味です。
光の連続体である虹を思い浮かべてください。7つの色は少しずつなんとなく 7種類の色が変わっていくように見えます。
自閉症も社会性やコミュニケーシ ョン・想像力の発達のひずみ、偏りの程度や内容に個人差があり、虹の光のよ うに正常・異常の明確な一線が引けません。そこで「自閉症スペクトラム」と いうこととなりました。

 困った子(親)ではなく、困っている子(親)

「変わっている子ではなく、みんなと違う子。困った子(親)ではなく、困っ ている子(親)。
付き合うのが難しい子ではなく、世の中で生きていくのが大 変な子。
わからないことをする子ではなく、世の中の仕組みがよくわからない子。
いうことを聞かない子ではなく、言われたことが理解しにくい子。」

この言葉は、ASDの子どもたちの困難性を理解するためには、とても分か りやすい言葉であると思っています。

日本小児科医会総会 公開シンポジウム
大阪大学 永井利三郎先生から抜粋


☆かとう小児科 年末年始休日診療・休診日

12/30(月) 午前 ○午後×
12/31(火) 午前× 午後×
1/1(水) 午前× 午後×
1/2(木) 午前休日当番TEL必要 午後休日当TEL必要
1/3(金) 午前× 午後×
1/4(土) 午前○ 午後○

ページトップにいくゾウ!