ぞうさんニュース

2013年6月号 「先天性風疹症候群はワクチンを2回打つことで予防できます」

先天性風疹症候群はワクチンを 2 回打つことで 予防できます

風疹は「3 日ばしか」の別名で呼ばれ、妊婦さんが妊娠早期にかかると 胎児の発生に異常をきたす恐れのある伝染病です。
30年以上も前から生 ワクチンができていて 2 回接種(1才過ぎと中学2年女子)続けることで 一度日本からほとんど患者発生をみなくなりました。
その当時の厚労省は これ以上は費用をかけられないという理由で1回接種に減らしてしまいました。
又、生ワクチンは1回打てばほぼ終生有効であるというまちがった考えもされていました。
最近1回では不十分という事が分かり、今の子どもたちは1才と小学入学前の2回MRワクチン(はしか風疹)を打つ予防体制が整いました。
しか し、現在の若い成人はほとんど1回接種のみなので、この年代で風疹が流行し始め、先天性風疹症候群にかかる子どもたちが増えてきました。
もちろん今 緊急にこの年代の若い女性にワクチンを追加接種すべきなのですが、三重県には補助制度がまだ整っていません。
当院では、自費といえどもやはりこの対象年代の若い妊娠適齢期の女性にはMR追加ワクチンを前後2ヶ月程の避妊を行ったうえで接種する ことをおすすめします。

MR(はしか風疹混合)ワクチンをおすすめする理由

現在は、風疹だけが問題になっていますが、はしかに対する免疫力も1回のワクチンでは不十分です。


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