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2013年2月号 発育・発達シリーズ13 「なんで」「なぜ」
発育・発達シリーズ13 「なんで」「なぜ」
子どもが延々と問い続け、困り果てる保護者さんをみかけます。「これ なに?」という問いには答えやすいのですが、「なぜ?」と理由をつきつ められると、答えようがなくなるときがありますよね。
お話の中のりくつが理解できるころになる 3 才前後位から「なんで?」 という問いが増えてきます。この場合は本当に「わからない、ふしぎ!」 という気持ちからの「なんで?」という問いかけが中心です。そのとき は、なるべく答えてあげて下さい。どうしても答えようがないときは「お 母さんもわからない、なんでやろね」と言い、本、辞典、インターネッ トで調べたり、誰かに尋ね、答えをさがすようにしてあげて下さい。大 人が一生懸命調べる姿は、子どもの勉強する姿勢のモデルになります。 「もー、うるさい」「わからんものはわからんの」と怒ってしまうと、そ の後尋ねにくくなり、せっかくの知識欲をつぶしてしまいかねません。
お話でのりくつを理解できない子どもの「なんで? どうして?」は単にやりとりを楽しんでいるだけの事もあります。
大人が 一生懸命に答えてくれていることがうれしくて、次々と 問い続けます。
そういうことは途中で「どうしてやろね 、わからんなぁ」と切ってもらって、他の話や行動へ切りかえてもらってもさしつかえありません。
大人の指示、命令に対して「なんでー(しなくてはならないか)」と文 句を言う場合、一応理由を答えてから「これを決めるのはお母さんの仕事。それを聞いてするのは子どもの仕事」と立場をはっきりさせるのも 1 つです。 いずれにしても大切なやりとりです。
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