ぞうさんニュース

2012年6月号 夜泣き

夜泣き

    • 日本の乳幼児に多い。
      1才半までに60%の親が経験し、3才頃までには80% 以上の児で夜泣きは解消されている。
      これに対し欧米の夜泣きの報告は、約20%とのこと。この差は?
    •  欧米では添い寝の習慣がない。
      同じ部屋であってもベビーベッドは別である。「川の字に寝る」「母親と子どもが一緒に寝て、父親は別」ということはない。
      3~4 才頃から独立した子ども部屋で眠る。
      それでも学童期に夜泣 きをする子どもが1~5%残るとのこと。
      これには夢遊病や夜驚症のような 覚醒障害、てんかんなどがふくまれることもある。
    • 欧米の場合、睡眠開始のために「眠る場所に行く」「睡眠儀式(絵本の読み 聞かせ、お話をする、子守唄を歌うなど)などを行う」が、かたわらで見 守りをするだけである。
      すると子どもは「今から眠る」ことを自覚して眠 りにつくという利点がある。
    • 日本の場合、文化風習の違いや住宅事情もあり、欧米と同じというわけにはいかない。
      また母子愛着形成には、日本流寝かしつけも捨てがたい。
      しかし「眠りの自立」という点では遅れる。
    • 実はほとんどの乳幼児は、毎晩 1 回以上短い時間目覚めている。
      その後すぐに自分で眠りに戻れないと「夜泣き」になると考えられる。
    • では、どうしたらよいか?
      睡眠開始を上手にできると夜間の目覚めのときも自分で再び眠りにつくことが出来る。
      「寝る時間、起きる時間を一定に」
      「夕食後は照明を落とすなど暗くしていく」
      「走り回ったり、テレビやビデオ を見たり、興奮するような多くのエネルギーを使う活動を避ける」
    • 子どもが気に入るなら、ぬいぐるみや毛布などの移行対象(睡眠補助具) の使用も。

☆お知らせ

  • 水いぼ(伝染性軟属腫)は見つけたら早めに取ってあげましょう。処置の約1時間前に痛み止めをしみこませたテープを貼っていただきます。詳しくは受付けにご相談下さい。
  • 雨の多い季節となります。カサの忘れ物にご注意下さい。
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