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2012年5月号 牛乳 .にわとりの卵.小麦のⅠ型アレルギー
牛乳 .にわとりの卵.小麦のⅠ型アレルギー
アレルギーをひきおこす原因物質をアレルゲンといいます。
- 牛乳アレルギーにはカゼイン(牛乳の中では一番強い。加工食品にも よく使われている。
α-ラクトアルブミン(母乳中に多く含まれる)
β-ラクトグロブリン(牛乳中に多く含まれる) - にわとりの卵には卵白、卵黄のほかにオボムコイド(熱に強いので、加熱してもアレルギーは強くでる)
- 小麦ではグルテン(麩(ふ)をはじめ、パン、うどんなど多くの加工食品に 使われている)があります。
※ 「茶のしずく」事件:小麦の成分で、グルパールという物質が皮膚から入り、小麦アレルギーになってしまった人がいます。そうとは知らず、小麦製品を食べたことでアレルギー症状をおこすようになってしまいました。
以上のようなアレルゲンが有名ですが、生食、加工食品、加熱したものが食べられるかどうかをこれらのアレルゲンの 反応値と症状で決めます。
アトピー性皮膚炎の炎症の強さをあらわす物質
TARC(タルク)というリンパ球が出す物質があります。
ぬりぐすりで一見きれいにみえても、TARCが高いとまだ治療を必要とします。
採血が必要ですが、過不足なくぬりぐすりを 使う目安になります。
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