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2012年3月号 食物アレルギーの話
食物アレルギーの話
赤ちゃんの皮膚のトラブルには、新生児のにきびやかぶれ、あせも、乳 児湿疹が多くみられます。
- 皮膚の手入れをしても、ぬり薬を使ってもしつこくくり返す。
- かゆみがひどい
- 口、目、鼻、耳、おしりなど体の内側と外側とのさかい目 に湿疹ができる。
- 顔から胸、背中、お腹へと数日でひろがっていく湿疹。
これらの症状では、アトピー性皮膚炎を疑います。
原因はいろいろですが、中には食物アレルギーによるものもあります。
食物アレルギーの病型
- 新生児消化器症状(嘔吐、下痢、血便など) 新生児
- 食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎 乳児期
- 即時型症状(じんましん、アナフィラキシーなど) 乳児期~成人期
- 特殊型―食物依存性運動誘発アナフィラキシー 学童~成人期
口腔アレルギー症候群 幼児期~成人期
新生児期~幼児期のアレルギー原因食品は、ニワトリの卵、牛乳、小麦、 大豆などが中心で、牛乳、卵は2才~5才位までの治療でよくなることが多いです。
学童以降に初めてなる場合や、小麦、ソバなどの穀類、エビ、カニなどの海のもの、ピーナッツなどの豆類、果物、野菜が原因のものは「治る」というところまでにはならないようです。
☆お知らせ
この春小学校に入学されるみなさん、MR ワクチンは接種されましたか?
公費で受けられる期日は、3/31までです。
また、3才をすぎたら日本脳炎のワクチン、DPT や日本脳炎等の追加接種など接種忘れがないか、母子手帳を確認し入学までに済ませてください。
窓口や電話でも相談に応じます。