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2012年2月号 発育・発達シリーズ11 しつけ、ほめかた、しかりかた
発育・発達シリーズ11 しつけ、ほめかた、しかりかた
しつけって何でしょう?
幼い子どもは、自分のやりたいようにふるまいます。
そのような子どものして いること、言っていることが「良いこと」か、「良くないこと」かを教えることがしつけです。
「良いこと」であれば、おとなはほめるでしょう。
「良くないこと」 であれば、「何が良くない」か、教えさとします。
きびしく教えれば、それは「しかる」ということになります。
しつけにたいせつなものは何でしょう?
- しつけをするおとなと、子どものあいだに「信頼関係」があること。
言いかえれば、子どもが親に愛されていると実感できている関係であること。 - 教える内容が、すじのとおったものであること。
おとなの気分でしかったり しからなかったりでは、何がまちがっているのかわかりません。
また人目を気にしてたいどをかえると、こどもはおとなのつごうをみぬくようになります。
多少きびしくてもいつもすじがとおっていれば、子どももわかるようになります。 - その子にわかるようなはたらきかけをくふうすること。
ことばがわからない年の子であれば、かおの表情、ことばの調子であらわし、だきとめたりして全身 でつたえてください。
ことばがわかる子どもには、きもちをこめて「なにが良くない」のかをかたりかけてください。きびしくしかるのはどんなときでしょう?―「自傷、他害、反社会的行動」
自分自身をきずつけたり、他のひとに危害を加える、社会のルールに反するおこ ないをした場合です。
「ダメ」「やめなさい」ときっぱりと。
この中に「うっかり と」と「わざと」の 2 通りがあります。
しかりつけたあとからでもいいのでこの 2 つをよく見きわめましょう。
「うっかりと」であればどうすればよかったかを子 どもと一緒に考え、「わざと」であればなぜしたのかを大人がよく考えて下さい。
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