ぞうさんニュース

2009年6月号 発達・発育シリーズ6(ことばはどのように芽生えるのでしょうか?)

発達・発育シリーズ6

「ことばはどのように芽生えるのでしょうか?」

赤ちゃんは、生後6週頃より聞こえてきた人の声と、人の表情や振る舞いが、「どうも自分に向けられているようだ」と気付くようになります。
そして、その音声と表情や身振りの前後で何がしかの変化が自分の身に生ずることを感 じ取るようになります。
(例えば、お母さんがことばをかけながらあやしたり、抱いたり、授乳したりなどの世話を受ける)
赤ちゃんは、たまたま自分が発した息もれの音(ア、ウ)を自分の耳で聞き、周囲の人がその音を赤ちゃんに返すことで、音声をやりとりすることに気付き始めます。

生後4か月頃

機嫌のいい時に、「アーアー」「ウックン、ウックン」 などクーイングといわれる音声を盛んに発するようになります。
「自分の声を 自分の耳で聞いて、聞こえた音を又発して」と繰り返すことで、聴こえの神経 を発達(髄鞘化)させています。
また、クーイングも繰り返していると、周囲 の人が赤ちゃんにあたたかいまなざしをそそぎながら同じ音を返すことで、人とのやりとりが心地よいことを学びます。

生後8か月頃

母音以外の音を発するようになります。
[ パ、バ、アプ ー、アブー、ダダダ、タタタ、ナンナン、ネンネン、マンマンマンなど ]赤ちゃんはただ発しているだけですが、それを聞いて周囲の人たちから「マンマ? もうおなかすいたの? じゃあ マンマしようか」「はーい、よくマンマンしてね」などと、赤ちゃんの無意味な発声に「マンマ=食べ物」という意味を与 えられ、ことばが育っていきます。

この頃に、テレビのつけっぱなしなど、赤ちゃんとのやりとりの乏しい環境は、ことばや対人反応の発達に悪影響を与えます。


☆虫歯をやっつけよう!!

紀北町、尾鷲市、大紀町は虫歯の有病率がとても高いです。仕上げ歯みがきしていますか?
一人で磨けるようになったといっても必ず 磨き残しがあります。
乳歯に虫歯ができると、永久歯にも影響が出てきますので、きれいに磨けているか仕上げ磨きしてあげてくださいね。

☆プールが始まる前に

水いぼは見つけたら拡がらないうちに早めに処置しましょう。
当院では痛み止めをしみこませてあるテープを使用し、処置しています。
病院に来る40 分~1時間前に貼ってきてもらいますので、先にテープ だけ取りに来ていただくといいですね。

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