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2008年11月号 発育・発達シリーズ4(見る,視る機能の発達)
発育・発達シリーズ4
見る、視る機能の発達
赤ちゃんは、生直後より見る力を持っています。視力にすると 0.01程度です。
人の白っぽい顔の中の黒っぽい瞳や眉、額と髪の差などコントラストのはっきりした像は判ります。
30cm位の距離であれば、自分を見つめている人の口の動きを真似ることすらあります。
視力の発達
0~1ヶ月 | 0.01 |
6ヶ月 | 0.1 |
1才 | 0.2 |
2才 | 0.4 |
3才 | 0.8 |
4才 | 1.0 |
(文献:小児眼科のABC 小口芳久著 日本医事新報社)
1個の眼の調節機能は生後2ヶ月までに、両眼の輻奏機能(眼の前の一点に向かって両眼を寄せる運動)は、生後4 ヶ月までに発達します。2個の眼で1つの視野に入った視標へ視線をすばやく移す機能(衝動性眼球運動)は、生後2~3週から見られ、眼前をゆるやかに動く視標を左右 180°Cなめらかに追視する機能(滑動性眼球運動)は、生後4ヶ月には見られます。
物を立体的に捉えたり、各々の眼に映った像を、1つに融像する働き(両眼 視機能)の発達については少しずつ明らかにされてきています。
何らかの理由で、融像できなくなると、弱視になります。
弱視とは通常の眼の検査で病変は見つからないのに、1視力低下2読み分け困難3固視異常(一番よく見える場 所へ視線を定められない)が生じます。
6才~8才までの眼は弱視になる発達的な脆さを持っています。
斜視、近視、遠視などの異常の他に、乳児期早期より本、テレビ、ビデオ、ゲームなど近距離で平面視野を長時間見続けると、動体視力、立体視の発達への悪影響も考えられます。
インフルエンザワクチンの接種始まりました!!
ご希望の方は、事前に必ず予約をして下さい。
接種時間
平日2:00~3:00 5:00~6:00 土1:30~3:00
※昨年より早めの接種を。今年のインフル エンザの流行は 例年より早く始まりそうです。
※受験生は、 2回接種をお勧めします。
※溶連菌感染症が流行しています。発熱、のどの痛み、いちご状舌など症状がある方は、受診をお勧めします。
年令 | 接種回数 | 金額(1回) |
---|---|---|
6ヶ月~12才 | 2回 | 2000円 |
13才~64才 | 1~2回 | 2000円 |