ぞうさんニュース

2008年10月号 発育・発達シリーズ3 (生まれてから1才までの手指の動き)

発育・発達シリーズ3

生まれてから 1才までの手指の動き

生後2~3ヶ月くらいまで

手指がひらひらと閉じたり、開いたりします が、手のひらに物が触れると反射的につかんでしまいます。

生後3~4ヶ月頃から

はじめは片方ずつ、そのうち両手を口へ入れるようになり、手と手が触れ合います。
この行動で手と口、右手と左手がはじ めてお互いを知覚するようです。

生後5~6ヶ月

興味ある物へ、自分の意思で腕を伸ばすようになります。

生後7ヶ月

手に持った物をさかんに口へ入れたり、左右の手の間で持ちかえます。

生後8ヶ月

手や持った物で机を打ちつける、入れ物に入っている物を出 してしまうなどの破壊的行動が出現。

9~10ヶ月

手に持った 物同志の打ち合わせや、入れ物に持った物を入れるなどの建設的行動へと進んでいきます。
同時に、細い物を手指ではさむ、つまみ上げる微細運動と、模倣行動の一つである手遊び(パチパチ、ツッカミ、アババ、バイバイ、イナイイナイバーなど)ができるようになります。
これらが1才前後の指差し行動(ジェスチャー言語で、赤ちゃんが自分で要求を表現する大切な手話です)へとつながっていきます。

※ このように、1才までの手の機能の発達には、物の把握の他に、両手操作機能、微細運動、感覚(視覚、体性感覚、聴覚など)の統合、対人反応、 非言語性言語の表現手段が含まれていて、知的発達にも重要な役割を果たして います。


☆受付からのお知らせ

  • 9/1より、乳幼児医療の助成範囲が4歳未満から小学校入学前までに拡大されています。
    診察をされる方は保険証と一緒に受給者証を受付に提示して下さい。
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  • 10/20より、乳児健診代が 2800円→3000円に変更になります(4,10ヶ月以外)ご了承下さい。
    健診は随時受け付けております。
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