その他
2008年9月号 発育・発達シリーズ2(生まれてから1才までの運動発達)
発育・発達シリーズ2
生まれてから1才までの運動発達
二足歩行のための基礎作りの一年です。
必須条件
- 首がすわること。生後4~5ヶ月前後に、たて抱きにしても首がぐらぐらしなくなります。
- 背骨の回転ねじり運動ができること。
生後 6~7 ヶ月になると、あおむけでねて足を上げ、手で足の先をつかみ、
時には口の中へ足の指を入れます。これは骨盤の前屈運動ができたことの現われです。
この動きに、寝返り(とくにあおむけからうつぶせ)が加わると、歩行の基礎はほぼできあがりです。
うつぶせのきらいな赤ちゃん(シャフリングベビー)
寝返りをせず、うつぶせにすると嫌がり、泣いてしまう、
おすわりは大好きで、中にはすわったまま両足でこいで、いざり運動をすることを覚えてしまう赤ちゃんがいます。
原因は分かっていません。
うつぶせを嫌がるため、立位に向かっての発達が 遅れます。
1才半位には歩き出すことが多いです。
はいはいしない赤ちゃん
うつぶせにはなれるけど、はいはいせずにつかまり立ちをしていく赤ちゃん です。
うつぶせを嫌う赤ちゃんの多くが、はいはいをせずに立位に向かいます。
“はいはい”は、足腰の筋肉、運動発達には大切な動きです。
はいはいせずに歩き始めた赤ちゃんも、歩くようになってからでもはい登り降りなどの、はいはい運動を取り入れるといいですね。
☆紀北町、尾鷲市の方にお知らせです。
- 9月1日より、福祉医療制度が改正され、乳幼児医療の助成範囲が4歳未満から小学校入学前までに拡大されました。
- 月に一度保険証と受給資格証の提示をお願いします。
- おたふくかぜのワクチンを接種しましょう。
- 紀伊長島区を中心におたふくかぜが現在も流行中です。
まだおたふくかぜにかかっていない人で、とくに紀伊長島区以外(海山区、尾鷲市、大紀町など)の方のワクチンの接種をお勧めします。