その他
2008年8月号 発育・発達シリーズ(生まれてから1才までの発育)
発育・発達シリーズ
生まれてから1才までの発育
一生のうちで一番の加速度で成長します。
出生時 | 1才0ヶ月 | 増加率 | |
---|---|---|---|
身長 cm | 50cm前後 | 75cm前後 | 1.5倍 |
体重 kg | 3kg前後 | 10kg前後 | 約3倍 |
脳の重量は、1才頃には成人の約70%に達しています。
(身長は成人の半 分以下、体重は成人の1/5~1/6以下)
従って乳幼児は、バランスが悪く、よく転んでは頭を打つことが多いのです。
生まれてから1才までの栄養
生後8~9ヶ月までは、母乳や人工乳が中心です。
最近は母乳栄養児の方が肥満になりやすいようです。
お母さんの栄養が良いためでしょうか。2才までの肥満傾向はそれ程心配はいらないといわれています。
むしろ、低出生体重児(とくに出生体重が 2500g未満で、在胎週数に見合わない低体重で出生)で、生後頑張りすぎて急激に体重を増やすと、成人に達してから早期に心臓や血管の生活習慣病(狭心症、心筋梗塞など)を呈することが多くなるというデーターが出されています。
離乳食について指導要項の大改訂がありました。大きく変わった点は2つです。
*1才までは、果汁を飲まさない。
*離乳開始は、生後 5ヶ月末~6ヶ月と少しゆっくりにする。
他人が食べているのをじっと見つめ、同じように口を動かしはじめたらスタートです。
☆お知らせ
- 先月に引き続き、おたふくかぜが流行中です。
耳の下、顎の下などに痛み、 腫れを感じたら診察を受けましょう。 - ワクチンを随時受け付けています。
母 子手帳を確認し、接種忘れのないように気をつけて下さい。
(日本脳炎は、ワクチンの入荷状況により、お待ちいただくことがありますのでご了承下さい。)お盆の診療時間
8/14(木) 午前× 午後×
8/15(金) 午前○ 午後×
8/16(土) 午前○ 午後×