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2008年7月号 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ),手足口病,百日咳が流行中です
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、手足口病、百日咳が流行中です!
おたふくかぜ
潜伏期間 14~24 日。飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)。
唾液腺(耳の下、頬の後ろ側、顎の下)が腫れ、食物を噛んだり、酸っぱい物を 食べた時などに痛みが増すことがあります。
片側、もしくは両側に認められ 3~7 日 続きます。腫れて痛みがある間は伝染力があります。
予防:おたふくワクチン(任意接種)
手足口病
潜伏期間 2~7日。
手のひら、足の裏、口の中などに水疱性の小さな赤い 発疹が現れ、食べることが痛くてできないことがあります。
百日咳
潜伏期間 6~15 日。
飛沫感染。最初はかぜとよく似た症状が 2~3週間続きますが、咳はどんどんひどくなり、とくに夜や明け方に激しく、咳はコンコンコンと立て続けに出て、最後に”ヒューッ”と大きく息を吸い込む(レプリーゼ)、百日咳 特有の咳になります。
予防:DPTワクチンの効果がうすらいでいる大人の患者が増えており、この事が原因で日本から百日咳患者がなくなりません。
生後 3ヶ月をすぎたらDPTワクチンを忘れず接種しましょう。
主な感染症の登園のめやす
百日咳 | 特有の咳が軽減し、主治医の許可が出てから |
流行性耳下腺炎 | 耳下腺の腫れがなくなってから |
水痘(みずぼうそう) | すべての発疹が、かさぶたになってから |
咽頭結膜熱 | 熱が下がり、咽頭痛、結膜炎がなくなって48時間を経過 してから |
流行性角結膜炎 | 主治医の許可がでてから |
溶連菌感染症 | 熱が下がり、有効な抗生物質を1~2日間内服できてから |
手足口病 | 発熱、食欲不振、頭痛、吐き気等がない時 |
ヘルパンギーナ | 熱が下がり、食事も十分にできて元気な時 |
伝染性軟属腫(水いぼ) | 合併症がなければ登園可 |
伝染性膿痂疹(とびひ) | 発疹が乾燥し、ガーゼで覆えるようになってから |
☆受付からのお知らせ
- 感染症の患者さんは、隔離をさせていただきます。もしかしてそう かもしれないという方は、来院時受付に申し出て下さい。
部屋を案内いたします。(生後4ヶ月未満の赤ちゃんも同様です) - お願い
診察の方で兄弟のくすりを希望される方は、受付の際一緒に申し出ていただくようお願いいたします。