ぞうさんニュース

2008年6月号 小児の閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSASと略する)について

日本小児科学会 報告その2

小児の閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSASと略する)について

小児のOSASによる身体発育、性格、行動、学業成績への影響の報告が増えてきています。

小児のOSASの特徴

多くがアデノイド肥大/口蓋扁桃肥大によるが、鼻疾患のみでも生じる。
乳幼児期では痩せ型が多く、学童以上は肥満体型が多くなる。
日中の居眠りは顕著でなく、逆にハイになったり、落ち着きの無さとして現れる場合がある。
成長や発達に影響する。

診断のきっかけ

「いびき」「寝返りが激しい」「寝起きが悪い」などがみられたら、いびきを録音したり、睡眠時の姿勢と呼吸状態を録画してもらうと分かりやすい。
診断基準については日本睡眠学会で検討中。
無呼吸とは、成人では「10秒以上の呼吸停止」であるが、小児では2呼吸分(5~6秒程度) の呼吸停止をいう。

治 療

閉塞部位の解除。アデノイド、口蓋扁桃肥大によるものであれば、それらの切除術。
アレルギー性鼻炎などの鼻疾患では保存療法で、それで効果なければ鼻腔通気改善のための手術を行う。
鼻の手術は7才くらいから可能。肥満例は減量とともに改善をみる。


☆お知らせ

  • 玄関に、低身長についてのパンフレットがおいてあります。身長の度合いが分かる成長曲線が付いていますので、気になる方はご利用下さい。また ご相談下さい。
  • 暑くなってきて、あせもや湿疹などの患者さんが増えてきました。汗をかいたらこまめに拭いたり、シャワーで洗い流してください。とびひにならないよう爪は短く切っておきましょう。
  • 梅雨の季節です。玄関にカサの忘れ物がたくさんあります。一度目を通してみてください。

 

行事予定

13日(金) 「歯みがき指導」
歯科衛生士さん(サークルのママ)にしていただきます。歯みがきで困っていることや悩みなどママ目線で教えてもらえますよ。

17日(火) 「手洗い講習」
毎日している手洗いが、どれくらいきれいに洗えているのか特殊な光を当てて手の汚れ具合のチェックする事ができます。おもしろいですよ、ぜひ参加して下さい

 

※梅雨の季節です。玄関にカサの忘れ物がたくさんあります。一度目を通してみてください。

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