ぞうさんニュース

2007年6月号 小児放射線被爆の対策 – 国立成育医療センター

日本小児科学会報告 その2

小児放射線被爆の対策 – 国立成育医療センター

2001年アメリカのレントゲン技術雑誌に載った小児CT検査による被爆が社会問題となり、2004年2月に読売新聞が「日本のガンの 3.2%は診断検査による被爆」と報道した。

しかし、日本では 2002年よりCT 検査の実態調査を実施、すでに欧米のガイドライン値よりも低くなっていることが明らかになっている。
放射線技師の努力と共に、小児科医が本当に必要と判断した場合にのみ、検査依頼していることも重要な因子である。

児童虐待の脳発達に及ぼす―暴言による虐待―(熊本大学、ハーバード大学)

児童虐待と、大人になってからの精神的トラブルの間には強い関連があることがこれまでの研究でわかってきた。
児童期に親から暴言による虐待を受けた22 名(18~25才)と、虐待歴も精神的トラブルもない正常対称者20名との間に MRIを使い、脳皮質容積の比較検討をした。

被虐待群で、両側の上側頭回を中心とした聴覚野の有意な容積減少を認めた。(左-9.2%、右-9.9%)。
男性群の右上側頭回容積は、父、母両方の暴言の程度との間で、負の相関を呈した。
身体的や性的虐待だけでなく、暴言による虐待も発達過程の脳に影響を及ぼす可能性が示唆された。


6/4 虫歯予防デー

平成17年の3才児健診の虫歯の有病率は、紀北町、尾鷲市南牟婁、大紀町いずれも県内で高い。
すなわち虫歯の多い地域という結果でした。
歯が生え始めてからの歯みがき習慣をつけることが、いちばん難しい時期ではありますが、早急に望まれています。


☆受付からのお知らせ

  • MRワクチンの都合により、当分の間、1才と6才の小児のみを 対象とさせていただきます。ご了承ください。
  • 梅雨の時期になり、カサの忘れ物も多くなります。お帰りの際はお 気をつけください。
    (玄関に忘れ物のカサがたくさんあります。一 度目を通してみてください)
  • 月に一度の保険証、資格証の提示をお願いします
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