ぞうさんニュース

オミクロン派生EG5-1エリス株について

 日本では新型コロナの流行状況の中で、現状のオミクロンXBB・1-15株がエリス株(EG5-1)やBA2-86株に徐々に置き換わりが進んでいます。
ここ1年間ほど日本国内の新型オミクロン派生株が主流行株になりつつあり、最近ではエリス株の流行の割合が20%以上に達していて、感染力は強いものの現行最新ワクチンはとても有効で重症化も今のところ少ないようです。
問題はBA2-86株で、日本ではまだ流行はまれですが、現在イギリス、イスラエル、デンマーク、スイスで増加が確認されています。変異遺伝子数が多くスパイク蛋白で33カ所、それ以外の蛋白で12カ所と計45カ所と過去に例を見ない変異数に達しています。変異数が多いほど免疫回避性が高くなり、過去にかかっている人でもワクチンをしっかり打っている人でも発病しやすい変異株である事を示しています。
すなわちまだ日本では症例数は少ないですが、この様な新変異株が一度広がると大勢の人がいっきに発病する恐れがあるということになります。いずれにしても対応策としては、やはりワクチン接種と日常生活において健康管理に留意して過ごすことです。くれぐれも油断なく日頃から注意してください。又これからインフルエンザ流行シーズンが始まるので、インフルワクチンも忘れずに接種してください。

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