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2021年11月号 1歳1か月健診はなぜ必要か
1歳1か月健診はなぜ必要か?
当院では、1 か月・4 か月・7 か月・10 か月健診の他に、1 才 1 か月健診を行っています。
1 か月健診はほぼ 100%のお母様方は受けていただいているようです。
産科 によっては 2 週間健診を行っているところが増えてきています。
三重県では約 20 年も前から 4 か月と 10 か月健診は自治体が費用を負担して、小児科医での個別 健診を受けられるようになっています。
しかし 7 か月健診と 1 才 1 か月健診は、任意で個人負担でしか行われていません。
4 か月から 10 か月までの半年間に、劇的に変化を示すのは、
「立位に向かって一つ の姿勢から次の姿勢への 変換と保持」
「指先の微細機能の発達」
「対人反応とコ ミュニケーションの基礎」
「咀嚼機能の発達と言葉を作るための構音器官の発 達」
「視機能の発達・聞き取りの発達・味覚の発達」です。
7 か月健診ではこれらの発達の芽生えの確認と、保護者の対応へのアドバイスを行います。
1 才を過ぎる頃からお母様を悩ませるのは、自我の発達です。
それまでも少しず つ発達してきていますが、歩くようになり興味の範囲も広がると、お母様にされて ばかりではなく、「自分でしたい」という好奇心と意欲が表れてきます。
これを行 動で表わすようになるので、それまでお人形のように可愛かった赤ちゃんが、言うことを聞かない幼児になってしまうことに、多くのお母様方は戸惑います。
これは発達の一面ですが、あって当然なのだということとその意義、対処の方法、さらに先にどうなっていくか?
のお話しをする健診として、1 才 1 か月頃が妥当 と考えています。
この発達過程をご存じないお母様の中には、「私はこの子を嫌いと思う瞬間が ある。そのように思うなんて、私は母親失格だ」と悩み泣かれる方がいらっしゃいました。
このような思いをしなくてもいいように、当院では 1 才 1 か月健診を行っ ています。
☆お知らせ
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- インフルエンザワクチン接種ご希望の方は、受付で予約して下さい。
受験生の方は2回接種をお勧めします。 小さいお子様がいるご家庭では、ご家族の方のワクチン接種をお勧めします。
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