その他
2021年9月号 コロナワクチンよもやま話
コロナワクチンよもやま話-実施中の mRNA ワクチンの有効性-
8月31日の日本政府による全国集計では、国内で 7530 万人以上の人が mRNA ワクチン(ファイザー社かモデルナ社)を接種されたと発表されています。
またこの日の政府統計では、新規感染者数も重症者数も死者数も増加 傾向に歯止めがかかり始めたことが明らかになりました。
これはワクチン接種率がこのまま上がれば、少なくとも新型コロナデルタ株の感染の広がりもくい止められる期待を多いに持てるということになります。
もっとも新型コロナウイルス(COVID-19)は今後も遺伝子変異を続ける でしょうから、ワクチンも治療法もこれに負けないスピードでまだまだ研究 開発を進めていかなければなりません。
しかし人類と病原ウイルスの戦いは今に始まった事ではありません。
天然痘、ポリオ、麻疹、風疹、おたふくかぜ、子宮頸がん、インフルエンザなどの 病原性の高いウイルスとの長い戦いは今も油断できないもので、その制圧の 鍵は全てワクチンです。
いずれの病気に対しても安全で有効な予防接種を実 施するために医学は過去 200 年以上の歴史を積み重ねてきました。
これらの 病気を撲滅するために有効な方法は社会が皆で足並みをそろえて病気を封じ 込める努力を続けるしかありません。COVID-19 の一番厄介な特徴は無症状 の保菌者が非常に多い点です。
だから自分は大丈夫だ、自分は健康だからワクチンを打たなくても良いとか、発病しても命に係る事はないと思われてしまい知らぬ間に病気が社会に広がり、かつ予防接種が普及しにくくなり、感 染予防(マスク、うがい、手洗い)がとられなかったりします。 まだコロナワクチンを打てていない健康な皆さん、まだ現行ワクチンがデルタ株に有効な今のうちにぜひとも打っていただきたいです。
自治体の多大な努力により、安全に接種できる体制は十分に整っています。
☆熱のある方は車で待っていただき、携帯電話で問診を取らせていただいています。
問診の内容は
- いつからの発熱か
- 2週間以内の行動歴、接触歴 ・家族(周囲)での有症状の有無
- 鼻水、せき、息苦しさ、咽頭痛、頭痛
- 腹痛、嘔吐、下痢
- 味覚、嗅覚症状の有無
などを問診させていただきます。ご協力お願いいたします。
休日当番
9月5日(日) 19(日)19日(日) 26日(日)