ぞうさんニュース

2020年9月号 新型コロナ病情報(4)

新型コロナ病情報(4) -小児科医の新型コロナ対策の問題点-

  1. RNAウイルスである。
    遺伝子変異しやすい。そのため刻々と流行状況が変化する。
    本来のコロナウイルスと全く性質が異なる。
  2. 日本では小学生以下の集団でクラスターはまだ発現しておらず子供は重 症化しにくく致死率が極めて低いとされているが今後遺伝子変異が進み 流行状況の大きな変化もありか?
  3. 子供から子供、子供から大人の感染例は少ないがハイリスク者(高齢 者、基礎疾患者)への家庭内感染の可能性があり配慮が必要。又、米国 では最近子供の咽頭からのウイルス検出量が大人より多いとの報告があ り今後注意が必要。
  4. ワクチンの有効性は現時点では全く不確定である。
    DNAワクチンが有効候補であるがウイルス変異が多いため有効なワクチン株の完成と接種方法の確立と維持には数年かかる。
    日本政府は米国・英国の製薬会社との契約を予定しているが過度の期待はできず、しばらく流行の抑え込みを徹底すべきである。
  5. PCR、分離培養、遺伝子解析、抗体価測定方法、組織病理の分析などの検査にまだ十分な精度がないため検査結果を予後判定や治療方針の決定 に結び付けるにはまだ無理な点がある。
  6. 各臓器の組織障害の予後は不明な点が多い。
    (サイトカインストームによる血管炎、川崎病、肺、脳、心臓の血栓症、心筋炎などの長期予後に関して予測不能なのが現状である)
  7. 他の感染症診断にあたりコロナウイルスの広がりを助長させない配慮が必要である。
    (インフルエンザワクチンの勧め、簡易キット実施の適正 化、VPD(ワクチンで防げる病気)のワクチン接種の徹底など)

☆新型コロナ感染症の広がりを防ぐためお願い

    • 発熱、鼻水、咳等の症状のある方は車内でお待ちいただき、車内 から携帯電話で連絡を取り、受付の案内に従って行動してください
    • 待合室等でのマスクの着用と一定の間隔をお願いいたします。
    • 休日当番 9月6日(日) 21日(祝)
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