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2016年6月号 紫外線の力
紫外線の力
自然光は太陽がくれる生命エネルギーでいっぱいです。
植物は葉緑素 を作り動物はミトコンドリアの働きを活発にして命をささえています。
自然光には様々な波長の光線が含まれ、中には放射線のような有害な ものもありますが、地球の表層を覆うガスが地上の生命体には届かないように守ってくれています。
成層圏にあるオゾン層が特に重要な役割を 果たしていますが、近年 CO2 排出が特に増えて地球が温暖化したり、フロンガスなどによってガス層が破壊され、地球上の危機が叫ばれています。
さて、紫外線は放射線ほどではありませんが、波長の短い光でカルシ ウムの吸収を助けるビタミンDを活性化して 丈夫な骨を作るなど様々な作用を持っています。
一方、夏のシーズンになると日焼けの原因にもなります。
また眼や皮膚の深い部分にも入り込み、 眼組織を破壊したり遺伝子の配列を乱し、癌の原因になることも有名です。
このように功罪きっ抗する紫外線ですが、 ひと言でいえば日差しの強い日の外出では、
帽子と長袖、長ズボンが身 を守るために必要で、大人の方はサングラスなどの使用も勧められま す。
これから始まる夏シーズンを賢く乗り切ってください。
子供は真っ黒に日焼けしているほうが健康的だと昔は誰もが思っていまし たし、母子健康手帳にも『日光浴のすすめ』という項目があるほど、日光浴 は健康に良いと信じられていましたが、1998 年に母子健康手帳から日光浴 の項目が削除されました。
☆お知らせ
6 月は学会出席などにより、Dr が不在となることがあります。
希望のDrがある方は、来院前に TELで確認していただきます ようお願い致します。
