ぞうさんニュース

2011年11月号 ロタウイルスワクチンが任意接種可能に

ロタウイルスワクチンが任意接種可能になりました!

冬場に白い下痢便を来たす赤ちゃんの病気、冬期乳児下痢症で有名な ロタウイルスのワクチンがやっと認可されました。
この病気は白痢と呼ばれる頑固な白い顆粒便、激しい嘔吐、脱水、けいれんをよくひきおこし、
まれにですが脳炎、脳症、心筋炎などを合併し赤ちゃんの命を奪ってしまいます。

今回厚労省が認可したものは、グラクソスミスクライン社製で生後
6 週から 24 週までに 4週間以上の間隔をあけて2 回飲ませる液体状ワクチンです。

11 月から任意接種がはじまりますが自己負担が大きく、現在海外では1 回 8,000 円程度が必要となっています。
副作用は、不機嫌、下痢などですが、重症なもので腸炎、腸重積が極めてまれに報告されています。

病原性ロタウイルスは約 10 種類ぐらいのグループにわけられます。
そのうちで、G1P[8]に属するものが代表として採用されていますが、2回飲むことで服用開始から数週間後他の対象グループにも効果が現れ るようになっています。

最近0歳児の肺炎球菌及びインフルエンザ桿菌のワクチンが定期接種に導入され、赤ちゃんのワクチンスケジュールがつまっていますが、
生後1か月になったらこのロタリックス液状ワクチンの飲用を考えてあげて下さい。
また複数ワクチンの同時接種もやむをえず必要になることもあると思いますので、ぜひかかりつけ医と相談してみてください。


☆受付からのお願い

予防接種問診表の保護者のサインの記入忘れのないようお願いします。

また、保護者の方がこれない場合は、裏面の記入もお願いします。

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