ぞうさんニュース

2010年11月号 インフルエンザトピックス

インフルエンザトピックス

四日市、鈴鹿の小学校で、インフルエンザの流行が報告されています。
いずれもA香港(H3N2)で、新型ではありません。

抗インフルエンザ薬は、タミフル(内服薬)、リレンザ(吸入薬)の 2 種類 がありますが、10 月にイナビル(吸入薬)が発売されました。
リレンザは1日2回吸入を5日間続けますが、イナビルは1回吸入のみで 5日間有効とのことです。
ただし、薬価が高くなります。

昨夏~今年初めの新型インフルエンザ流行中、小児入院例の 50~70%はインフルエンザ肺炎でした。
小児インフルエンザ肺炎400例の解析では、8才が一番多く、発熱後12時間以内に呼吸困難を呈することが多かったそうで す。
40%は喘息などの基礎疾患がみられました。重症肺炎による死亡は5名 (1.25%)。初期治療が有効とのことです。

新型インフルエンザによる急性脳症の子ども120例の解析では、7才が一 番多く、発熱後1日での発症が一番多くみられました。
死亡 8名(7%)、後遺症14名(12%)でした。


☆お知らせ

  • 当院では、10月25日よりインフルエンザワクチンの接種を開始しています。ご希望の方は、必ず予約をして下さい。
    受験生の方は 2回接種を、また小さな赤ちゃんがいるご家庭では、家族の方のワクチン接種をお勧めします。
    夕方のワクチンの時間(5時~6 時)は診察も行っていますので病気の方も見えます、ご了承下さい。

    寒くなってきました。
    体調を崩さないよう栄養のある食事、規則正しい 生活を心がけましょう。
    手洗い、うがいの励行、部屋の換気、 出かけるときにはマスクをするなど毎日の生活の中での予防をしましょう。インフルエンザワクチンの時間帯は駐車場も大変混み合います。お子さんの車の乗り降り等注意してください。
    また靴の履き違いなど のないよう気をつけてください。

    ワクチンを受ける際は、母子手帳持参をお願いします。

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