その他
2009年4月号 発達・発育シリーズ5(1才までの自我感情の発達)
新入園、新入学、進学の皆様、新しいスタートをお喜び申し上げます。
発達・発育シリーズ5
1才までの自我感情の発達
生直後より赤ちゃんには見る力があることをシリーズ4で述べました。
では、見えたり、聞こえたことをどのように受けとめ、感じているでしょうか?
生直後から生後4~6週頃
空腹や眠気で泣く時と、それらが満たされて穏やかな時のいずれかであるように見えます。
この時期を越えると、不快を感じる内容が次第に複雑になってきます。空腹、眠気以外に、皮膚の 不快(汚れ、かゆみ、いたみ、あつい、つめたいなど)身の安全を脅かすような周囲の人々の動きや、赤ちゃんに手荒い扱いをする人への恐怖、
病気などによる身体の不調、赤ちゃんの存在全てを受け入れ守ってくれる人がいな いと感じた時の不安などです。
これらの不快全ては「泣く」行動で表現します。
生後2ヶ月~7ヶ月位まで
「泣き」の原因は、空腹、眠気以外の理由も考え、読み取る努力をしてあげて下さい。
7ヶ月頃より
人見知りをするようになります。
いつも自分を養育保護してくれる人と、それ以外の人を見分ける力がついてくるからです。
少し警戒する程度から、大泣きする赤ちゃんまで程度は様々です。
人にあやされて心地良く思い、ニッコリする赤ちゃんは早いと生後6週から見られます。
心地良さを多く感じられる赤ちゃんほど人を信頼し、模倣し、 関わりを喜び楽しむようになります。
ほめられて嬉しくなり、1才前後より 「もっと」という要求や、「いやなときはいや」と手で払いのける、逃げ出すなどの自我表出をするようになります。
これからの約2年間が第1次ギャングエイジとなります。
☆お知らせ
- 皆様にご協力していただきましたファミリーサポートセンターママダスの業務を3月で終了することになりました。
今まで活動してくださった会員の皆様、ご利用していただいた皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。ありがとうございました。
出かける機会が多くなる季節ですが、もしもの時のために、 保険証、おくすり手帳など忘 れずに持っていきましょう。
※ 救急を受診される時は必ず確認のTELをして下さい。