ぞうさんニュース

2007年2月号 RSウイルス感染症が増加中!!

乳児では、細気管支炎や肺炎にすすんで重症化することもあります。年令問わず、

風邪の症状を引き起こすウイルスです。

  • 鼻水と発熱
  • 痰の絡んだ苦しそうな咳、ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸の音(喘鳴)
  • 呼吸が速くなったり、呼吸そのものが苦しくなったりしたら、要注意。医療機関に相談を。

RSウイルス感染症に直接効く薬はありません。

  • 安静、十分な水分、加湿、痰を切る薬などを使って症状をやわらげるなどの 対症療法を。
  • 人ごみを避ける。手洗いうがいをする。

年長児や成人になっても感染を繰り返しますが、大きくなるに連れて免疫ができ、
急性喉頭炎(声帯のところで炎症は起こり、犬吠様の咳、声がれが特徴)で済んだり、軽い風邪で済むことがほとんどです。

検査

RSウイルス感染症かどうかの検査は、鼻水から調べる方法があります。入院患者に限って健康保険が適用されます。
1才以下では、重症化する恐れがある場合、外来患者でも検査を行いますが、保険は今のところ使えませんのでご了承ください。

花粉情報 ~スギ花粉症のシーズン到来~

今年は、例年よりやや少なめの飛散量と予想されています。しかし、花粉症の方にとってはつらい季節です。
三重県南部では、2月中旬より花粉が増加する見込みです。
2月に入ったら予防を開始することをお勧めします。

  • 外出時はマスクを着用する。
  • 家の中に花粉を持ち込まない。
  • 洗濯物は室内に干す。
  • 掃除をこまめにする。

花粉が多く飛ぶ気象条件

    • 晴れて気温が高い。
    • 風が強い。
    • 雨上がりの翌日。

☆言語聴覚士からのお話

あれこれ 寒いこの季節、家の中で家族で楽しめるゲームとして「神経衰弱」はいかが?
普通はトランプで行いますが、小さいお子さんとなら同じ絵どうしをペアにする。
また、小学生なら漢字と読み方をペアにする(「雨」-「あめ」)など。
足し算の式と答えをペアにする (「2+1」-「3」)など手作りで色んなカードを作っても面白いですよ。
見て覚える記憶力アップのトレーニングにもなります。
ぜひ、お父さん、お母さんもいかがですか?

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