その他
2006年12月号 インフルエンザにみられる異常行動は、薬のせい?→関係なし!
H17年度厚労省分担研究報告書が出されました。
インフルエンザの随伴症に乳幼児の脳症の他に、発熱後けいれん、意識障害に至る間に特有の異常行動が認められていたが、脳症の前ぶれなのか、インフルエンザの一般的な随伴症状なのか、薬剤の影響が拘わっているのか、不明な点が多い。
そこで、全国12都県の小児科医師に対して「医師用」「患者家族用」の調査票を使用し、統計学的解析を行った。
- インフルエンザを発症した95~90%の人は、解熱剤(アセトアミノフェン)や、抗ウイルス剤(タミフル)を発症第1~2病日に使用していた。
- 異常行動等の随伴症状がみられた時期は、そのほとんど(92%)が、 発症第1~2病日であった。
タミフル未使用 | タミフル使用 | |
---|---|---|
異常言動 | 10.6% | 11.9% |
肺炎累積発生率 | 3.1% | 0.7% |
I.インフルエンザの異常言動発生とタミフル使用には関係性認められず。
II.タミフル使用は、インフルエンザ肺炎を有意に抑制していた。
インフルエンザ予防法
- ワクチンを接種する。(できれば家族みんな)
- 人混みを避け、外から帰ったら、手洗い、うがいをする。
- 部屋の温度に注意し適度に加湿する。(ウイルスは低温、乾燥を好みます)
- 好き嫌い、暴飲暴食をしない。夜更かしや無理をしない。
☆お知らせ
年末年始の診療・休診日
12/29(金) いつも通り
12/30(土) 午前診療・午後休診
12/31(日) 休 診
※12/29~1/3 は地域医療充実のため、休日扱いとなります。
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1/04(木) 休診日
1/05(金) いつも通り
かとう小児科のホームページを開設しました。ぜひご利用ください
http://www.zc.ztv.ne.jp./katos
- 年末年始などお出かけする時は、保険証、おくすり手帳、各受給者証、 常備薬等を持っていきま しょう。
- 休日診療を受診される方は、出かける前に必ずTEL をして下さい。